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移動式定点アーカイビングシステムの公共交通への導入

2008/3/16 日曜日

今日のエントリは、ある地方自治体の地域活性化のための企画です.プロトタイピングの終了段階で諸事情により見送りになったものです.

企画内容

移動式定点アーカイビングシステムの公共交通への導入

モチベーション

映像表現におけるTime lapseは非常に美しさが感じられる領域です.

例えば1minutes 1yearという有名な動画作品がありますが,この作品は,1年分の窓から見える景色を定点カメラで撮影し,それを1分間に編集して見せる,というものでした.
※手元にはあるのですがネット上で見つけることができませんでした.

※Time lapseのキーワードで見つけることができます.このような定点カメラによるアーカイブという手法は過去に多くの作家により採用されてきたアプローチです.これに対し,今回は,移動式定点アーカイブという手法,および,実際の導入事例について提案したいと思います.まず,移動式定点アーカイブとは何か?これは,静止画を撮影する定点を移動させることにより,連続する静止画を擬似的な動画として利用するためのアプローチです.

このアプローチを実現するに最適な移動体こそ,バスです.

バスというシステムを考察すると,
「定期的かつ同じ時間に一定の速度で同じコースを巡回する安定したモビリティ」
という機能的な特徴がありあます.しかしながら,機能面以外にも,その乗客のエクスペリエンスを考えた場合,
「同じ時間,同じコースのバスに乗車することで,同じ場所ではあるものその季節ならではの風景の表情を取得できるモビリティ」
と換言することができます.

観光名所であるならば名所・旧跡の季節,年代ごとのの風景をアーカイブし,資料としてだけではなく,web上での地域活性化のための1つのツールとして利用することができるでしょう.

これはなにか

移動式定点アーカイビングシステムは,バスなどの周回型公共モビリティに搭載されることにより,定期的に取得した視覚情報・位置情報を保存し,擬似的な動画として出力可能なシステムです.

シャトルイメージ

以下,本システムにおけるアプリケーションの機能を,2つのプロセスから記述します.

1. アーカイブ
まず,バスにwebカムおよびGPSを搭載したUMPCを設置します.
アプリケーション上では,あらかじめ指定したポイント(例えばバス停や名所旧跡付近)を中心とするエリアに対する4点座標を登録しておき,バスの現在地が任意のエリアに侵入した際に,撮影を行います.撮影後はサーバへデータを随時アップします.

2. 視覚化手法
ユーザは,web上にて,好きな日時を指定して,好きな時間からバスのコースを巡回し,街の様子を仮想空間上で追体験することができます.

UMPCを使わずとも,そもそもGPSおよびカメラ機能が搭載されており,かつ,通信機能も保持している携帯電話をハックするほうが近道かもしれません.

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